- 優勝掲額は明治42年5月場所の両国国技館完成を記念して時事新報社が、最優秀成績の力士の額を国技館内に掲げたのが始まり。昭和12年1月場所からは毎日新聞社(当時は東京日日新聞)の表彰となり、現在に至る。
- 戦争激化に伴って昭和18年5月場所限りで中断され、昭和26年1月場所から復活した。当初は東京場所の力士のみの掲額だったが、昭和31年からは地方場所の優勝力士も掲額されるようになった。
- 両国国技館の2階席の真上の位置に優勝額は掲げられている。右の図は優勝額の配置図である。正面、向こう正面、東西の4方向に8枚ずつ、計32枚が常時掲額されている。
- 国技館で行われる本場所の初日に、過去2場所の優勝力士が表彰され、披露される。本場所中は新しい2枚はライトアップされている。
- 新しく掲額するときに古い2枚ははずされ、部屋や縁のある場所などに置かれることになる。
- 額の大きさは縦317cm、横228cm。白黒写真を元に油絵の具を重ねて塗って作られる。
- 掲額される絵を描いていたのは佐藤寿々江さん。昭和26年春場所から平成25年九州場所まで62年間に渡って優勝力士をほとんど1人で手がけてきた。高齢により佐藤さんが引退したことに伴い、デジタル処理したカラー写真に変わった。
|
|
元 夏
朝 乃 山 | 元 名
鶴
竜 |
元 秋
御 嶽 海 | 元 九
白
鵬 |
2 初
徳 勝 龍 | 2 春
白
鵬 |
2 7
照 富 士 | 2 秋
正
代 | |
31春 白 鵬 | |
向 |
| 2 11 貴景勝 |
6名 照富士 | | 3初 大栄翔 |
6夏 大の里 | | 3 3 照富士 |
6春 尊富士 |
東 | |
西 |
3夏 照富士 |
6初 照富士 | | 3名 白 鵬 |
5九 霧 島 | | 3秋 照富士 |
5秋 貴景勝 | |
正 |
| 3九 照富士 |
5名 豊昇龍 | | 4初 御嶽海 |
|
5 夏
照 富 士 | 5 春
霧 馬 山 |
5 初
貴 景 勝 | 4 九
阿
炎 |
4 秋
玉
鷲 | 4 名
逸 ノ 城 |
4 夏
照 富 士 | 4 春
若 隆 景 | |
|