第54代横綱

輪島  大士

 学生出身横綱第1号。本名で綱を締めた唯一の力士である(曙と武蔵丸も帰化したので本名だがこれは除外)。幕下付け出しから2場所連続優勝、十両も4場所で通過してわずか1年で幕内へ。そして入幕9場所目に初優勝すると、昭和47年9月場所千秋楽に貴ノ花との水入りの大相撲を制して大関に昇進した。同時昇進の貴ノ花とともに“貴輪時代”を築くかと思われたが、2人の差は次第に開き、大関4場所目に全勝優勝した輪島が、初土俵から3年4ヶ月の驚異的なスピードで横綱昇進した。横綱2場所目に全勝優勝、翌場所も勝ち続けて12日目に貴ノ花を倒して連勝は27まで伸びた。だが貴ノ花戦で右手の人差し指と中指の間を裂傷してしまう。強行出場した輪島は北の富士の外掛けに敗れたが、貴ノ花が3敗の琴櫻を倒したことで輪島の優勝が決まった。優勝が決まり、連勝記録が途絶えた輪島はさっさと休場、千秋楽は表彰式のみを務めた。その後一時期低迷したが復活し、北の湖の独走を許さなかった。上手有利という常識を覆す左からの下手投げは「黄金の左」といわれた。横綱となってからは北の湖とともに“輪湖時代”を築き、一次代を担った。高見山を苦手とし金星配給は実に7個、これは1人に与えた金星の最多タイ記録である。引退後は花籠部屋を継いだがいろいろあって廃業。最近は芸能番組で時々見かける。優勝14回。


年月成  績決定戦金 星
48. 711○○○○○●○●○○○○●○●
48. 915○○○○○○○○○○○○○○○
48.1112○○○○○○○○○○○○●■や
49. 112●●○○○○○○○○○○○○●
49. 312○○●○○○○●○○○●○○○B長谷川 G高見山
49. 510○○○●●○○○○○○●●●○C増位山 D豊 山 K琉 王
49. 713○○○○○●○○○○●○○○○
49. 914○●○○○○○○○○○○○○○A大 錦
49.11●○○○○○●●●○○●○●○F高見山 G大 錦 K福の花
50. 110●○○○○○○●○●○●○●○@麒麟児 I高見山 M三重海
50. 311●●●■ややややややややややや@三重海 B増位山
50. 512●●■やややややややややややや@増位山
50. 715ややややややややややややややや
50. 910○●○○○○●○○○○○●●●F高見山
50.1111○○○○●●○○○●○○○○●E金 城
51. 112●●○○○○○○○○○○○○●@金 城
51. 313○○○○○○○○○○●○●○○J北瀬海
51. 513●○○○○○○●○○○○○○○
51. 714○○○○○●○○○○○○○○○E麒麟児
51. 912○○○○●○○○○●●○○○○D高見山 I富士櫻
51.1113○○○○○○○○●○○○○○●
52. 113○○○○○○○●○○○●○○○
52. 312○○○○●○○○○○○○○●●D高見山
52. 511○●○●○○□●○○○○○○●
52. 715○○○○○○○○○○○○○○○
52. 910○○○○○●○○○○●●●○●J豊 山
52.1114○○○○○○○●○○○○○○○
53. 110○○○○○○○○○●○●●●●I豊 山
53. 313○■ややややややややややややや
53. 5●○○○○●○○○○●●●○●@大 潮 E高見山 J琴 風
53. 714○○○○○○○○○○○○○●○
53. 911●○●■ややややややややややや@蔵 間
53.1113○○○○○○○○○○○○●○●
54. 110○●○○○○○○●●○●●○○I富士櫻
54. 312○○○○○○○○○●○○○●●I黒姫山
54. 512○○○○○○○○○●○○●○●
54. 714○○○○○○○○○○○○○○●
54. 910○○○○○○○●○●○○●●●
54.1110●○○○○○○●○○●●○●○K栃赤城
55. 112●●■ややややややややややややA豊 山
55. 311●○○○○●○○○○○○●●○@富士櫻 E黒瀬川
55. 511○○○○○●○○○○○○●●●E巨 砲
55. 710●○●●■やややややややややや
55. 911○○○○○○○○●○●○●●○H隆の里
55.1114○○○○○○○○○○○○○●○
56. 110○○●○●●○○○○○○○●●B琴 風 E朝 汐
56. 3○●■
466勝142敗85休、勝率.766、在位47場所配給39個