第64代横綱

曙  太郎

 長身を活かした押し相撲で入門から18場所連続勝ち越しの新記録を作った。幕内上位に上がっても突き押しは威力を発揮、横綱も次々に倒した。平成3年名古屋場所で巨体の大乃国を花道までふっ飛ばした一番は圧巻だった。平成4年初場所は貴花田を倒して13勝2敗で殊勲賞と敢闘賞を受賞したが、優勝はライバルにさらわれ涙した。これをバネに夏場所で初優勝、貴花田よりさきに大関昇進をした。昇進場所はケガで全休、翌場所も3勝6敗と追い込まれ、2場所で大関陥落かと思わせたが、見事にピンチを脱すると、連続優勝で一気に角界の頂点に立った。外国人初の横綱は、昇進した年に3連覇を達成するが、その後ハワイ勢共通の体重増加で両膝に爆弾を抱えることとなり、優勝回数は激減した。平成9年夏場所で2年振りの優勝を果たしたが、秋場所に再び膝をケガした。平成10年は2ケタ勝利は果たすが優勝争いにはほとんど加わることができず、九州場所前の稽古で腰を強打して椎間板ヘルニアとなり3場所連続全休。1月には引退届を提出したが慰留され再起を目指すことに。復活場所も初日から2連敗して引退と思ったがここから奮起して11勝。翌場所は千秋楽に逆転負けとなるが13勝を挙げた。秋場所に左大腿部を傷めて途中休場、九州場所は3年連続全休。それでも曙は復活への道をただひたすらに目指した。平成12年に入り11勝、12勝、13勝と着実に成績を上げていき、名古屋場所で19場所振りの優勝を果たした。マスコミから叩かれ、後援会の解散など悲惨な状況をこらえた曙は優勝回数を2ケタとした。九州場所でも優勝し年間76勝で7年振りの最多勝力士となった。両膝の悪化から翌場所を全休した曙はそのまま引退を表明。優勝してからの出場なしに引退するのは栃木山以来のことだった。優勝11回。


年月成  績決定戦金 星
5. 310○○○○○●●○○●○●○●○E旭道山 I三杉里
5. 513○○○○○○○○○○○○●○●
5. 713○○○○○○○○○○○●○○●○○K安芸島
5. 914○○○○○○○○○○○○○○●
5.1113○○○○○○○●○○○○○●○
6. 111○○○●○○●○○○○○●○●C武双山
6. 312○○○○●○○●○○○●○○○○○G魁 皇 K小城錦
6. 510○○○○○○○○○○●■やややJ貴闘力
6. 715ややややややややややややややや
6. 915ややややややややややややややや
6.1110○○●○●○○○○●○○●○●B三杉里 D大 善
7. 112○○○○○○○●○○○○●○●G貴闘力
7. 314○○○○○○○○○○○○○●○
7. 513○○○●○○○○○○○○○○●C肥後海
7. 711○○●○○●●○○○○○●○○B貴闘力 F剣 晃
7. 912○○○○○○○○○○○●○●●
7.11○●○○○○○○●■やややややH土佐海
8. 112●●■やややややややややややや@貴闘力
8. 315ややややややややややややややや
8. 510○●●○○○○●○○○○○●●A三杉里
8. 712○○○○○●○○○○○○○●●E琴の若
8. 910○●○○○○○○○●○●●○●I旭 豊
8.1111●○○○○○○○○○○●●●○
9. 112○○○○○○○○○○●○○●●J土佐海
9. 312○○○○○○○○●○○●○○●○●H魁 皇 K朝乃翔
9. 513●○○○○●○○○○○○○○○@旭鷲山
9. 712○○●○○●○○○○○○○○●B貴闘力
9. 9○○□●○○○○●○●○●●●H出 島
9.1115ややややややややややややややや
10. 110●○○○●●○○○○○●●○○@旭 豊 D栃乃洋
10. 313●●○○○○○○○○○○○○○A貴闘力
10. 510●○●○○○○●○○○○●●○B栃乃洋 G琴 錦
10. 711○●○○○○○○○●●●○○○A貴闘力 I出 島 J栃 東
10. 910○●○○○○○○●●○○○●●I玉春日
10.1115ややややややややややややややや
11. 115ややややややややややややややや
11. 315ややややややややややややややや
11. 511●●○○○○○●○○○○○○●@土佐海
11. 713○○○○○○●○○○○○○○●
11. 911○○●■ややややややややややや
11.1115ややややややややややややややや
12. 111○○○○○○○○●○○●○●●K栃乃洋
12. 312○○○●●○○○○○●○○○○
12. 513○○●○○○○○○○○○○○●
12. 713○○○○○○○○○○○○○●●
12. 913●○○○○○○○○○○○●○○
12.1114○○●○○○○○○○○○○○○
13. 115ややややややややややややややや
432勝122敗166休、勝率.780、在位48場所配給35個